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Canon NewAutoboy PANORAMA

先日、実家の戸棚から発見されたひとつのカメラ。それがこのCanon NewAutoboy PANORAMA(キヤノン ニューオートボーイパノラマ)でした。

両親曰く、購入したのはわたしが生まれる少し前。生まれてから小学生くらいまでのわたしを撮り続けてくれた、とっても縁の深いカメラでした。
発見された時はもちろん電池が切れていたので動かなかったのですが、家電量販店で電池を購入し入れ替えたところ、無事に再起動!レンズに傷もなくモルトも無事だったので、フィルムを一本入れて撮ってみることにしました。

20年前はこんな感じで使ってました

生まれて2ヶ月くらいの時。
生後半年くらいの時。肘を立ててポーズを決めているのに、なぜか頭にはパンツ。笑
2歳くらいの時。泣き落としを覚えるようになったが、後ろで祖母は大爆笑している。

スペック

  • レンズCanon Zoom Lens 38-60mm F3.8-5.6 (6群6枚)
  • SS(フラッシュOFF)2秒~(フラッシュON)1/40秒~1/300秒
  • 露出調節3分割測光プログラムAE(逆光自動検知)
  • ピント調節3点評価測距
  • 電池2CR5 リチウム電池1本

今まで使っていたOM-1やPEN FTのようなフルマニュアル機とは違って、カメラがピントや露出を決めてくれるコンパクトデジカメです。

最大の特徴は、日付が入るデート機能5種類のメッセージを入れられるメッセージ写し込み機能が付いていること!当時の宣伝コピーが「気持ちを伝えるカメラ」だったように、撮る人や撮られる人、その時の気持ちを写して残したいという思いが強く反映されたカメラでした。

フィルムもカメラが自動で巻き上げてくれます。
裏蓋を開けたら右端にフィルムをセットして左端まで引き出したら、裏蓋を閉めるだけ!あとは「ウィーーン」と音を立てながら巻き上げ完了!失敗知らずで超便利〜

ちなみに名前に「PANORAMA」とつく通り、パノラマ仕様で撮影できるギミックがちゃんとあるのですが、まだちゃんと使い方がわかっていないので(笑)使い次第追記します。

New Autoboy PANORAMAの作例

晴天下。ウルトラマックスのおかげか、空と川の青がくっきりと映えます。
曇天下。手前の人物にはピントがバッチリ、後ろの建物はいい具合にボケています。集合写真や記念写真ではメッセージを写すのもいいですね◎(今回入れるの忘れちゃった)
晴天時の日陰。社殿と緑のコントラストが気持ちいいです。
逆光。木陰部分は影になってしまいましたが、社殿の部分はシャドウが粘ってくれました。
夕暮れ時。周辺減光のおかげでよりノスタルジックな仕上がりになりました。
やや暗い喫茶店の中でもISO400あればちゃんと写りました(こちらは期限切れフィルムなので、やや彩度が低い仕上がりになりました)
もっと薄暗い喫茶店でも写ります。シャッター音はいつも「ジーーー、ジジッ」みたいな感じなので、シャッタースピードが遅くなるときはブレないように少しじっとしている必要があります。
最短撮影距離はおそらく50〜60cmくらい。テーブルフォトはちょっと苦手かな。
フラッシュはボタンで切/入を操作できます。フラッシュで白くなってしまうのが嫌な時は、ボタンで操作するのをお忘れなく。

感想:NewAutoboyはとても優秀なカメラ!

現像から帰ってきたネガを初めて見て思ったのは、「めちゃくちゃ写りがいい!!!」
正直に白状すると、コンパクトデジカメはお手軽な分、ピントや露出が甘くなるのかなぁなんて思っていました。実際に撮っているときも、OM-1のように自分で撮影条件を決めているわけではないので「本当に撮れているのかな?」なーんてちょっぴり疑ったりもしていました。(ごめんね)

ですが、上記の作例のように本当に優秀な写りをするいいカメラです。加えてプラスチックボディのため軽く、そして安い!(3,000〜5,000円程度)
マニュアル機のようにピントを一々合わせる必要がないので、街中でのスナップのように突然シャッターチャンスが訪れた時にもさっと撮ることができます◎

逆に「ちょっと困ったな・・・」という点は、巻き戻しのためのボタンがとっても小さいこと!
おそらく押し間違いを防ぐためだとは思いますが、爪楊枝かペン先が毎度必要になりそうな感じです。

ただ、そんなことは瑣末なこと!実家から思いがけず素敵なカメラが見つかって、20年来の宝物に出会ったような気分でした。父や母が幼い自分を撮ってくれていたカメラを、今度は自分が受け継いで使うようになったこともなんだか胸が温かくなりました。
OM-1とは違ってフルオート機ならではの魅力が詰まった、扱いやすくて優秀なAutoboy PANORAMA。気軽に撮れる一台として、これからたくさんお散歩に連れ出したいと思います!

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